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ホトケドジョウ調査

2013年10月28日

こんにちは!

先週の土曜日に伊豆諸島の南を通過していった台風27号。生田緑地の管理を預かる私たちは、この日も「どうか園内で大きな被害が発生しませんように」と祈るように嵐が治まるのを待ちました。幸い生田緑地では風も雨もさほど激しくなく、スタッフ一同ほっと肩をなでおろしたのでした。

さて、台風が去った26日の午後、奥の池のホトケドジョウ保護池で「生田緑地の谷戸とホトケドジョウを守る会」の調査がありました。天気は今一つで気温も低かったのですが、それなりにホトケドジョウを捕獲することができました。写真は曳き網という網を使ってホトケドジョウを捕獲しているところです。



ホトケドジョウは普通のドジョウと比べて体が小さく、ずんぐりとした形をしています。湧水があるような夏でも水温の上がらない場所に棲むため、特に都市近郊では生息場所が減少しており、環境省のレッドデータリストで絶滅危惧IB類(近い将来における野生での絶滅の危険性が高いもの)にランク付けされています。

今回の調査ではホトケドジョウの他にスジエビ、ヌカエビ、それからアメリカザリガニが大量に捕れました。アメリカザリガニは子どもたちにとっては良い遊び相手ですが、水草や小魚、水生昆虫などを食い荒らしてしまうので、ホトケドジョウ達にとっては大きな脅威となっています。この日捕獲したアメリカザリガニはバケツに3杯ほど。おそらくホトケドジョウの数百倍の数です。こんな環境の中、よくぞ元気にいてくれた!とホトケドジョウ達に拍手を送りたい気分になります。



捕獲したホトケドジョウは一旦生田緑地内の「かわさき宙と緑の科学館」に運び込んで体長や体重の測定を行った後、再び元の場所に放しました。



生田緑地のホトケドジョウについてもっと知りたい!という方は是非「生田緑地の谷戸とホトケドジョウを守る会」の活動ブログを訪れてみてください!

生田緑地の谷戸とホトケドジョウを守る会

  


Posted by 生田緑地運営共同事業体 at 15:25Comments(0)